宇和島真珠会館 森田専務

宇和島地方局当時、局長室をオープンにしていたある日突然森田社長さんが訪ねて来られた。この方が真珠会館の社長さんか、まさか女性とは知らなかったので驚くととともに真珠に対する熱い思いに圧倒された。この時から、お付き合いが始まった。
宇和島と言えば真珠会館(℡0895.23.0818)それがずっと以前からのイメージでだったので地域振興を考えていた私にとって森田社長さんとの出会いはこの上ない幸運であった。真珠工作室を開催されていたので利用させて頂いたりした。とにかく行動力が素晴らしい。それからは、意見の交換をさせて頂いたりして真珠業界を知る上で大いに役立った。
また、お遍路さんが良く利用されているなどのお話を頂いたことを覚ている。
じゃこ天カーニバルの推進に走り回っていた頃、秋祭りの集まりにご案内を頂いた。
たくさんの真珠業界関係の方々がおられた。そして冒頭時間を頂いたのでじゃこ天カーニバルへの支援をお願いした。懇親に移り膝を交え支援をお願いをした。みなさんも宇和島の振興を心から願っていたので温かい激励を頂いた。力がよみがえり心から感謝をした。宇和島を離れてからも森田社長さんにはなにかとご支援を頂いていた。そして不思議なご縁となったが私の従兄弟が宇和島に住むこととなった。彼と結婚しているM子さんが森田社長さんの宇和島東高の同級生と言うことで南予に知り合いのない従兄弟の仲間作りに力を貸して頂いたりしたのだ。
また、私の姉夫婦が関東から帰省したとき、宇和島真珠会館に行ったが、付きっきりで真珠の首飾りの制作を指導して頂いたり、私の退職後も、松山の娘の勤務先を訪れ「お父さんは元気」と、声をかけて頂いたりしていた。そういうこともあり、ずっとこの元気を頂くツーリングのコーナーになんとか登場して頂きたいと思い、従兄弟と結婚している、M子さんに話すようお願いをしていた。しかし、なかなか返事が来ないのでお願いに行こうと決心をした。遠慮をし過ぎた私が悪かったのである。景観の素晴らしい法華津峠を越え、吉田町を過ぎると真珠会館の看板が見えて来た。宇和島と言えば真珠会館、もう、無数に側を車で、バイクで走っている。その時はまさか、付き合いを頂くようになるとは夢にも思わなかったなど考えていると到着。車を駐車場に停め、玄関に行く。お泊まりの団体の看板が、沢山掲出をされていた。森田社長さんは、高速道路が開通すると、利用客が減少するのではないかと、心配をされていたが、それは全くの杞憂であったのだ。あの、明るい人を引きつけて止まない魅力が、事業経営に生かされているのだ。従業員の方に了解を頂き、店内を写真撮影した。土産物など溢れていたがやはり真珠が美しい。
店舗から、食堂に向かう。ドアを開け中に入る。男性が受付に居られた。「今日は。」と声をかけると「四之宮さん。」と驚かれたように立ち上がられた。ご子息の森田専務さんである。「社長さんは。」と言うと、「30年目のラブレターの行事できさいや広場に行っています。」とのことであった。「つい先日、社長と四之宮さんはどうしているかと話していた所です。」と話された。有り難いことです。今も話題にして頂いているとは。
そして、昼食をしようとメニューを見ると貝柱どんぶりが目についた。注文した。アコヤガイの貝柱を使ったものだ。「貝柱は今や高級品でしょう。」とお聞きすると「キロ8千円します。当店のは、真珠養殖に使用した品で大きいです。業者が減少してなかなか手に入りません。」とのことであった。これは実に美味しかった。食材が宇和島らしく本物を使用している。食事をしながら、懇談をした。最近、体育協会の大亀会長が闘牛を見に来られたとか、宇和島信用金庫が仙台市に行くことなどを話して頂いた。宇和島信用金庫
、本当に活動が素晴らしいなど話を交わしたり、宇和島のホテル業界を話題にした。そして専務さんの写真を撮らさせて頂いた後、「なにか面白いものはないですか。」とお聞きすると「トイレのマークをマスコットにしています。」と話された。なるほど可愛い、女性に安心感をもたらすだろう。「やはり社長さんの写真が欲しいですね。」と話すと、「もうイベントは終わっていると思います。パールフェステイバルの会場、南予文化会館に行って頂けたらと思います。」
車に乗り発車しようとすると、専務さんは丁重にいつまでもずっと見送って頂いた。
会場に着くと、多くの人々で混雑をしていた。見渡すと、森田社長さんが友人の方々と談笑をされていた。「森田社長さん。」と声をかけると、驚いた様に笑顔で答えて頂いた。事情を説明し、写真を撮らせて頂いた。おまけに、お土産まで頂いた。宇和島の方々は配慮が素晴らしい。相手に気づかせない配慮だ。兎に角、ほっとした。登場して頂きたいとずっと思っていたことなのだ。森田社長さんは、宇和島の真珠業界を背負って立つプロの女性実業家である。このような方を全国に向かって発信出来ることは、私としてはこの上ない喜びである。会場を出ようとすると、松山観光港までお越し頂いた、ダイマサ真珠さんがおられた、挨拶を交わし会場を後にした。また、皆様に元気を頂きました。

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